阿蘇小国杉のくらし

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森を守り、生きる職員インタビュー2

オグニスギタロウ
1989年生|2021年採用
鹿児島→東京→神奈川→小国

 

 

Photo by Ryoma Yamawaki

 

 

 

前職は半導体関係の事務の仕事をしていました。工場勤務から総務業務まで、業界の一通りの仕事に携わってきましたが、都会での仕事はやはりハードなものがあり、終電を逃す日ももちろんありました。10年以上働いて、コロナ禍もあって、このままずっとこの仕事をしていくのか?と考えた時に、自然の中で働けたらいいなと漠然とした想いが湧いてきて。そういった意味で林業にも興味がありました。

じゃあどこで働こうか?と想いをめぐらすと、学生時代に卓球部に所属していて、試合で熊本・小国町に泊まったことがあったなって思い出したんです。自然がとてもきれいで、中でもゴールデンウィークの期間中に杖立温泉街で開催されていた「こいのぼり祭り」の美しい光景が印象に残っていました。

 

 

それでその2つのキーワードでネットで探したら、たまたま小国町森林組合の求人を見つけて。WEBサイトも何だか他の林業地とはちょっと違っていて、問い合わせてみたんです。転職を決める時に、興味がある仕事と住んでみたい場所が幸運にも一致したというのが、ここに辿り着いた経緯です。

配属されたのは希望した「森林整備課・保育林産班」。山に分け入って自分よりも大きな木々をチェーンソーで1本1本伐採する、いわゆる木こり、フォレストワーカーと呼ばれる仕事です。山での仕事は思っていた以上にきつかったです。林業の経験はもちろん、知識もありませんでしたし、体力面もそうですが、仕事面でも覚えることが多くてとても大変でした。ですが、前職では自分がやった仕事の結果がよく見えずに何のために仕事をしているのかわからなくなってしまっていた。林業は自分が1日やった分だけ結果が見え、きついですが達成感・充実感がとてもあります。そして木を倒す瞬間の爽快感、これは言葉にならないですね。

 

 

Photo by Ryoma Yamawaki

最近の休日の過ごし方は、温泉巡りを楽しんでいます。小国町は1600年以上続く名湯・杖立温泉や、地熱を使った地域づくりで注目されているわいた温泉郷など、とても魅力的な温泉に恵まれています。周辺の阿蘇地域も黒川温泉など多くの温泉地があり、様々な温泉を楽しむことができます。毎週入ってもすべてを網羅するのはまだまだ先というぐらい。

2021年に就職して2年目です。最低5年は続けてみないと、この仕事が自分に合っているかどうかはわからないですね。以前の生活に戻りたいとは思っていません。自分の人生なので、やりたいことをやっていこうと思っています。

 

 

Photo by Ryoma Yamawaki

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新人フォレストワーカーの活動記録

 

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小国町森林組合 TEL:0967-46-2411
(受付/平日9:00~17:00)