阿蘇小国杉のくらし

阿蘇小国杉のくらし

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木育(ウッドスタート)

子どもたちに緑ある未来を
木と共に育つすこやかな地域づくり

1980年代に【悠木の里づくり】宣言を行った熊本県小国町。当時の町長であった宮崎暢俊氏は、「林業地自らが流通から加工までを行い、積極的に木の活用をすることが林業の活性化につながる」とし、町内の公共建築に小国杉を積極的に導入。木の文化を復活し、小国町を個性的で活力のある町にするため、施策を推進していきました。

その後、2010年代に当時の町長・北里耕亮氏によって、日々のくらしや教育の場に積極的に木を取り入れ、子ども達に木のよさや森林を使い、守り育てていくことの大切さに気づいてもらう運動として【木育】が推進されるようになりました。長い年月をかけ、その時代に応じた木のあるまちづくり、文化の醸造を進めてきた小国町と共に、森林組合もその一役を担っていきます。

 

 

 

 

 

ウッドスタートプログラム

ウッドスタートは、「木」を中心に置いた子育て環境をつくり、子どもをはじめとする全ての人たちが、木のぬくもりを感じながら、楽しく豊かに暮らしを送ることができるようにする取り組みです。
小国町では、東京おもちゃ美術館(認定NPO法人 芸術と遊び創造協会)と協定を結び、2013年11月に九州でも先駆的にウッドスタート宣言を行いました。町で1歳を迎えた赤ちゃんに小国杉で作られたおもちゃをプレゼントしたり、子育て支援センターに木の遊具を設置するなど、木のあるくらしを身近に感じられる町づくりを進めています。

小国杉で作られたおもちゃ

小国杉で作られたおもちゃ【購入はこちら

ウッドスタート宣言式

ウッドスタート宣言式

おもちゃキャラバンの開催

おもちゃキャラバンの開催

おぐにもくいくおぐにのもくいく

 

 

 

 

 

 

子育て支援センター「カンガルーのぽっけ」

「カンガルーのぽっけ」は、町の保育士が常駐する、未就学児童と保護者のための交流の場です。絵本の読み聞かせや季節の遊び、料理教室にバザーなど、子どもさんと参加できるイベントが毎月企画されています。
施設内には、木工職人や造形作家による小国杉を使用した大型遊具などを中心に、木のおもちゃを積極的に導入しており、子どもさんと気軽に木にふれられます。開園日やイベントスケジュールなどは、公式情報より広報おぐにpdfをご確認ください。

3000個のどんぐりプール

3000個のどんぐりプール

丸太の赤ちゃんすべり台

丸太の赤ちゃんすべり台

切り株プール

切り株プール など

 

 

 

木育インストラクターの養成

木育レンジャー

小国町では、保育士や保健師などの行政職員による、木育インストラクター養成講座の受講を推進しています。
民間でも、熊本大学と熊本県が共同開催する木育推進員養成講座を受講した若手たちが、木育レンジャーとして学校、保育園、地域の子ども会などへ木のお話や遊びを届ける活動をしています。

また、2020年より小国町地域おこし協力隊として、木育・木工の振興をミッションとする人材を採用。地域の木材を使ったものづくり文化の醸造や技術の継承を通じ、木育を進めていきます。

 

 

 

 

 

 

職人や福祉と連携したおもちゃや家具づくり

赤ちゃんのおもちゃや、保育園などの施設に導入可能なイス・テーブル、小学校の学童机からオフィス向け家具、木の空間や住まいまで、くらしの中に木でできたものを選びたいというみなさまのご相談をお受けしています。
また、施設設備や記念品などのギフトも、オーダーメイド可能です。地域の木工職人や建具職人、小国支援学校などの福祉分野、デザイナーなどを中心にネットワークを作り、ご相談に応じてお見積りをさせて頂きます。お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

園児向けのイス・テーブル

園児向けのイス・テーブル

オフィスにも使えるワークテーブル

オフィスにも使えるワークテーブル

小学生用の学童机

小学生用の高さ調整式学童机

 

 

 

 

 

 

 

 

イオンモール熊本と連携した【共育】プロジェクト

イオンモール熊本

熊本地震後、2017年夏に増床リニューアルオープンしたイオンモール熊本。その際に始まった共育プロジェクトを通じ、身近に天然木にふれられる環境づくりを地域に発信していくお手伝いをしています。
増床したウエストスクエアを中心に、1Fにある木育テーマの遊び場「トモイク広場」や、2Fフードコート「トモイクテーブル」、トイレ、エントランス、エレベーター周辺など、至る所に小国杉材を使用頂いています。また、2F「トモイクの森」では、小国杉のアロマオイルを活用した、笑顔を感知すると香るディフューザーシステムも採用頂いています。

 

 

 

企業や団体とのウッドスタート連携による木育

アステリア株式会社とウッドスタート連携(2015年9月)

インフォテリア株式会社とウッドスタート連携

東証一部上場のITソフトウェア企業・アステリア株式会社(東京都品川区)では、コーポレートカラーにGreenを掲げ、持続的な社会・自然環境の構築に貢献する活動【Infoteria Green Activity】をスタート。
社長の平野氏が熊本出身であり、熊本県の森林や林業を支援したいと、ウッドスタート宣言自治体である小国町との協定が決定しました。

Infoteria Green Activity

小国町有林への森林管理費として年間100万円を支援
企業ノベルティを既存のプラスチック商品から小国杉グッズへとシフト
社員や取引先企業等の職員への出産祝いに、小国杉のおもちゃをプレゼント
自社ITソフトウェアのアカウントを無償提供し、小国杉の販売促進ツールや、熊本地震など有事の際の行政情報共有システムなどへの活用をサポート
品川区オフィスのエントランスロビーに小国杉を使用した空間【IOT Future Lab】をオープン

認定NPO法人ネクステップとウッドスタート連携(2015年11月)

認定NPO法人ネクステップの施設

熊本県合志市にある障害を持った子どもとその家族のための通所施設【ボンボン】。
施設建設の際に、子どもたちに木のぬくもりのある施設をとウッドスタート宣言。 施設の床には、同じ熊本のウッドスタート宣言自治体である小国町の小国杉フローリングを採用頂いています。
また職員への出産祝いには、小国杉のおもちゃをプレゼント。
ボンボン建設時に使用したフローリング材の余り材を活用した、利用者家族向けの木工ワークショップ企画も開催しています。

お問い合わせはこちら

小国町森林組合 TEL:0967-46-2411
(受付/平日9:00~17:00)