大分・豊後大野市にあります藤居醸造 。手作業にこだわりある麦焼酎蔵として知られる同社が、2022年9月に新たにクラフトビールを醸造する複合施設 「フジイブルワリー」をオープン。その建築材として多くの小国杉を採用頂きました。
長さ9000mm×120mm×180mmの梁材が支える6mの大開口の空間からは、田園風景を眺めながらアルコールやフードを楽しむことができます。
この材料は、設計基準として必要な等級E70を超える小国杉を山から直接選別しています。1本1本等級チェックした51本の材料は、E70が1本、E90が46本、E110が4本という優れた数値を記録しました。
こういった、建築のご要望に一歩踏み込んだ木材を産地直送で提供できるのも、森林組合という地域一帯の宝の山を管理する組織の強み。地域の境を超え「小国杉ならできる」と設計者から指定を頂けることもとても誇らしく思います。
先代からのギフトである小国杉を最適な場所にご提案できるよう、これからも森づくりに励んで参ります。