小国町森林組合が提供するAromaWood®は、大学等の研究機関との調査を重ね、木材の持つ力を見える化した木材です。また、流通経路やデータが明確かつ、使うことで温暖化防止にも貢献できる、SDGs社会を実現するための製品としてお届けしています。
1.サステナブルな森づくりの証【SGEC認証】を取得
小国町森林組合は、適正な森林管理と環境に配慮した森づくりを行っている証明である【SGEC】と、同じく適正な流通を行っている証明【SGEC-CoC】を全国で2番目に取得しています。SGECは、森づくりのISO認証とも呼ばれる第三者認証で、厳しい審査と更新手続きを経て得られるものです。
消費者のみなさまに安心して木材を使ってもらうためにも、持続可能な森林管理を行うためにも、小国町の森はこれからも継続して認証を更新していきます。
2.透明性の高い流通ルートで品質を管理
小国町の山林の多くが、小国町森林組合が管理を行う【SGEC】認証森林であるため、小国町の林業そのものが、環境に配慮された持続可能なシステムの元で行われているといえます。また、原木供給元である小国町森林組合と、製材所や合板工場などの製造元が【SGEC】をそれぞれ取得することで、より安心してお使い頂ける製品づくりを実現する連携体制を構築しています。
つまり、山で伐られた木材がお客様の手元に届くまでの流通経路がクリアで、公正なルートとして追跡可能。食べ物のトレーサビリティのように、産地や生産者を選べる安心感は、どこでもできることではありません。
3.適した性能の木材を森から直接ピックアップ
森林組合は小国町に根差し、地域の多くの山林の状況や人のつながりを知っている森の管理者です。公共建築に適した強度数値の木材や特殊な木材がどこの山林にあるか、いつ頃伐ることができるかといった市場には出回らない情報を把握しています。例えば建築基準E70を超える木材を森から直接ピックアップして販売するなど、一歩踏み込んだ建築に沿うことができるのは産地直送ならではです。
4.大学や研究機関との調査を重ね、木材の持つ力を見える化
人のココロとカラダを癒す素材として、感覚的に「良い」と言われている木材。小国杉の持つチカラを感覚だけでなく、裏付けを元にお伝えしたいと考え、長年に渡り研究を続けています。
【AromaWood®】は、小国杉の持つ香りや揮発する成分の分析や、それがヒトのくらしへ与える影響などを、大学等の研究機関と小国町森林組合が独自に行い建材に付加した、データの見える木材です。
これまでに、地熱乾燥させた木材から揮発する成分の影響や、アロマオイルによる抗菌効果、ウイルスの感染力に与える効果など、様々な研究を行っています。
5.小国カーボン・ニュートラル材®としての流通
「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言した日本。小国町森林組合ではそれに先駆け、木材の生産・加工・流通などの工程で排出されたCO2を、小国町の森林が取得した森林吸収クレジット【J-クレジット】でオフセット(相殺)する【小国カーボン・ニュートラル材®】を提供できる体制を、2014年より整備しています。
SDGs社会となった今、建築業界や製造現場においても、持続可能かつ、環境負荷が少なく、人にも良い効果が期待されるエコマテリアルの選定が必須となってきています。オプションとしてお見積りできますので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。
※【カーボン・ニュートラル材®】は2014年に小国町森林組合が商標登録をしています。