
ミウラクワノパートナーシップ有限会社
代表/一級建築士 三浦 逸朗さん
色目の揃い具合や使いやすさが
小国杉の魅力のひとつ
小国杉を使い始めたのは、NPO法人九州森林ネットワーク(注1)への参加がきっかけでした。ですから、小国杉を使い始めてもう10年以上になります。
杉は、芯の部分である「赤身」とその周りの「白太(しらた)」の色の差が大きいという特徴があるのですが、小国杉は木材の色目にばらつきが少なく、こちらの考えるデザインと喧嘩しないため、非常に使いやすいと感じています。
また、木材の強度を示すヤング係数も強いため、安心して使用できます。
こだわり派の施主様に人気の小国杉
小国町は林業に関わるイベントが充実しているので、実際に小国町にお連れしたことで小国杉のファンになる施主様もいらっしゃいます。
小国杉が調湿効果に優れ、九州国立博物館に採用されていることや、小国町が1750年代から続く歴史ある林業地であることを理由に、小国杉に良いイメージを持たれる方が多いようです。
また弊社の場合、家の構造部分や、「意匠材」と言われる床板などの目に触れる部分にこだわる施主様から人気で、色や木目の良さから小国杉が選ばれています。
特に床材は足裏の感触がとても評判よく、新建材と小国杉を踏み比べしていただくと、ご納得されて小国杉を選ばれます。
環境モデル都市のコーディネーターとして、
小国杉に関わる取り組みにも参加
現在、私は小国町の環境モデル都市の政策コーディネーターとして、小国杉の利用促進のお手伝いもしています。
小国杉の魅力を広く伝えるために「小国杉の家づくり研究会」で各種イベントの企画・運営をしたり、木材の地産地消につながる「WOOD・ALC」や、木材の生産・加工・流通の工程で排出されるCO2を小国町の森林が吸収したCO2で相殺する「小国カーボンニュートラル材」を積極的に用いるようにしています。
今後も小国杉の魅力を施主様に伝えていくことはもちろん、小国杉に関わる取り組みにも参加・応援していきます。
注1)九州森林ネットワークとは、林産地の自治体、森林組合、山を守ろうという林業家、そして水源の森づくりの取組みを推進する町や団体、木の家づくりを実践する建築家や工務店など、九州各地の山や町からの参加者を募り、ネットワーク化することで、持続可能な社会と森林づくりの実現を目指す団体です。
個人宅新築
個人宅リノベーション
ミウラクワノパートナーシップ有限会社
http://mkp.main.jp/
TEL:097-504-3087
大分県大分市西新地1-3-5 サンビル1F