小国杉は、杉の育成に適した冷涼多雨な気候により、美しい艶があり、強度に優れているという特長があります。
樹種は、曲がりに強い【ヤブクグリ】と、真っ直ぐで素直な【ヤクノシマ】のニ品種が、小国の杉材全体の約95%を占めています。多品種ではなく、品種が統一されていることから材料の性質にムラが少なく、建築の一つの水準として判断できる【地域強度数値】を設定した規格品として、特殊な工法を用いた大型施設の構造材としても使われています。
小国杉は、杉の育成に適した冷涼多雨な気候により、美しい艶があり、強度に優れているという特長があります。
樹種は、曲がりに強い【ヤブクグリ】と、真っ直ぐで素直な【ヤクノシマ】のニ品種が、小国の杉材全体の約95%を占めています。多品種ではなく、品種が統一されていることから材料の性質にムラが少なく、建築の一つの水準として判断できる【地域強度数値】を設定した規格品として、特殊な工法を用いた大型施設の構造材としても使われています。
昭和61年、小国杉は、国立林業試験場において、国内初の実大引張試験等を実施。その結果、国の木造設計基準数値45を大幅に上回る70という数値で、引っ張り強度に優れていることが確認されています。
こうして小国杉の【地域強度数値】が国から認められたことにより、国内最大の木造建築物と言われた小国ドームなどが作られた当時のエピソードは、こちらのロングインタビューに建築家・葉祥栄氏ご本人の言葉で述べられていますので、ぜひご覧ください。
ロングインタビュー|葉祥栄─木造とコンピュテーションが出会ったとき
普通構造材(杉材)の繊維方向の許容応力度
木造設計基準 | 小国杉材 | |
---|---|---|
引張強度 | 45 | 70 |
曲げ強度 | 75 | 75 |
圧縮強度 | 60 | 60 |
ヤング係数 | 70 | 70 |
※実験材料は、無作為に抜粋した6地域から伐り出された小国杉を使用
「人のココロとカラダを癒す」「強度がある」など、感覚的に良いと言われている木材。小国杉の持つ力を感覚だけでなく、裏付けを元にお伝えできるサービスとして、小国町森林組合では【AromaWood®】を提供しています。
【AromaWood®】は、小国杉の持つ香りや揮発する成分などの分析を大学などの研究機関と行い、建材に付加した、データの見える木材です。また、地域の森に精通する森林組合だからこそ、公共建築に適した強度数値の木材や特殊な木材がどこの山林にあるかといった情報を把握しており、木材を森から直接ピックアップして販売するなど、一歩踏み込んだ建築に沿うことも可能です。
森林組合と提携し、小国杉材をお取扱い頂ける建築関係者様はパートナー企業として優先的に情報提供させて頂きます。個人の方もお気軽にお問い合わせください。
狂いが少なく素直で、色味はピンクやオレンジ系統の材料を受注生産で揃えています。
また、老齢な大径木からしか採れない四方柾目の柱や、長尺材なども相談可能です。そのような特殊な材料は山林での木の選定から行うため、通常より納期を頂きます。お早めにご相談ください。
柱材と同様、厳選された高齢な大径木から製材された木目が美しい建材です。材質強度に優れ、柔軟性があります。
6mなどの長尺や幅広も相談可能です。受注生産となりますので早めにご相談ください。